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スタッフブログ

コスト競争を逆手に、動的ヒエラルキーの方向性を先行制御

日米欧の国内市場では、家電の「価格破壊」という名のコスト競争で辛い立場に立つ国内家電メーカ。一方、日常家電の市場がこれから開ける新興国でも安い家電の方から売れるていくから、やはり日本の家電メーカは苦戦している。ところが、新興国というのは、どんどん所得構造が変化していく(表題の「動的ヒエラルキー」はこのことを指します)。それが、この図(インドの例)↓


さて、上図の出典(日経記事↓)によれば、そこに目を付けたのが、ソニー。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFE2500A_W3A820C1000000/
インド薄型TV最前線 韓国勢の牙城崩したソニー (小林明編集委員)

ごらんの通り(↓)インドの薄型テレビの価格ヒエラルキーの頭をソニーが抑えている。めまぐるしく変化する価格ヒエラルキーの変化の方向を睨んだ戦略。眼から鱗というか、コロンブスの卵というか?日本がシナやコリアに遅れて新興国へ入る場合は、普遍的に使える手法になりそう。

 

そうなってくると、下の図(↓)で云えば、シナのエアコン、インドの冷蔵庫などは日本の家電メーカの好標的になるかも。(日本国内や欧米先進国では、しばらくは通用しない。それは、物欲の対象となる商品を一通り買い揃えた(購入経験を持った)上で、今度はコストパフォーマンスで選ぶようになってしまうから) もしかしたら、シナの薄型TVあたりは、そろそろソニーのような攻め方が可能になるのでは?

もとの日経新聞は「ブランド力」という表現ですが、本質は「品質」と「ユーザビリティ」。日本は、そこは強いですからね。