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スタッフブログ

共に生きる未来(フーコーを超えて)

2012年のISIT研究顧問会議で「ISIT, これからの3年間。その夢と物語と場と」というオープニングトークを行いました。「場」とはISITを取り巻く連携ネットワーク(←当日はソーシャルグラフとして表現)。「物語」とはロードマップ。「夢」とはビジョン、たとえば視界として四半世紀ほどの。・・・・

バックキャストの精神でいえば、時系列はタイトル通りの演繹法で、ビジョン(25年ほど先の地域の未来図)、それを支える研究開発の方向性(第1次~第3次産業振興のグランドデザイン:10-15年スパン)、それから具体的なロードマップ(3-5年スパン)の流れで計画していくことになります。

上の図で言うと、右上がビジョンの案。福岡都市圏とその近郊を舞台に「共創から生まれる第4次の価値社会」のイメージ。左下が新産業グランドデザインを支える基盤技術の配置予想図で、われわれISITのICT部隊とナノテク部隊の頑張りどころを大まかに例示してみています。

しかし、技術や産業だけが変わることで社会の在り方を大きく更新していけるものではありませんから、市民一人ひとりの生き方も大いに見直されなければならない(図の左上)でしょうし、社会システムが時代の特徴を背負って全体としてどのような方向に進化していくのかという視点(図の右下)も大事だろうと思います。
中世から現代までの社会システムは、哲学者フーコーが「知の考古学」と呼んで整理しています(図の右下の下半分)。それでは、未来の社会ステムはどのような特徴を持っているのだろうかと思いを馳せたのが、<自立と連携、学習と行動の「共創システム」>という不肖案(図の右下の上半分)ですが、いかがなものでしょう????