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スタッフブログ

“今までになかったこと”

7月9日、ILC国内誘致候補地決定前の福岡での最後の講演会が開催されました。(主催はILCアジア-九州推進会議、ISITは、九経調の協力を得て画像・音声収録の役割で<後援>しました)

今回の決定的シーンは、ILC戦略会議議長:山下了東大准教授の講演後の最初のQ&Aでした。質問者は、あの「ILC基礎読本」を企画制作したプロジェクト福岡の近藤氏。二つあった質問のうち最初の内容は、「研究者による『ILC立地評価会議』の結論が文科省や内閣に上げられた後、どのようなプロセスで最終決定に至るのか」・・・・

それに対する山下先生の回答に、会場は息をのみました。いわく:

「いま何が起こっているかというと・・・すべて(の関係組織)が、<研究者の立地評価によって決すべき>とおっしゃっています。したがって、これが<国の結論>になります。『こんなことは今までになかったこと』で、非常に画期的です。・・・政治的な恣意が入って不都合が生じたり・・・そういうことは、今回はありません」

だからこそ、彼は、候補地決定後にこそ真価を問われるべき「オール・ジャパン体制」を強く主張するのです。今までにない純粋に科学的な結論に基づく巨大プロジェクトを成功させるために。

ILCを、欧州機関CERNのLHCを凌ぐ真に国際的な世界最先端研究拠点(しかも軍事利用でない平和的な)にするとともに、シリコンバレーさえも凌ぐ「イノベーションの共鳴場」「先端産業集積拠点」に育てるために。

本当に、こんなことは、「今までになかったこと」ですね。


画像・音声収録準備作業中のISITの坂本コーディネータと中村部員。