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プレスリリース

プレスリリース

国立大学法人九州大学殿の学習・教育・研究用計算機環境を トータルクラウドサービスとして提供開始

2014年10月1日
株式会社Fusic
公益財団法人九州先端科学技術研究所

 


国立大学法人九州大学殿の
学習・教育・研究用計算機環境を
トータルクラウドサービスとして提供開始

 

株式会社Fusic(本社 福岡市中央区、代表取締役社長 納富貞嘉、以下:Fusic)は、国立大学法人九州大学大学院システム情報科学研究院・学府殿および工学部電気情報工学科殿の新しい教育用計算機システム「高度最先端システム情報科学教育用計算機システム」の一部を受託し、本日よりクラウドサービスとして同学殿に提供開始致しました。本クラウドサービスは、パブリッククラウドサービス「AWS (Amazon Web Service)」、および、公益財団法人九州先端科学技術研究所(所在地:福岡市早良区、理事長:貫 正義、以下:ISIT)が運営する教育・研究機関向けパブリッククラウドサービス「Lab.Cloud (=Laboratory Cloud: ラボクラウド)」の2種類から成っています。従来の一般的なクラウドサービスであるIaaSおよびSaaSに加え、MOOCおよびSPOCのオンライン講義、個々の学生の学習履歴や学習達成度を管理・評価するeポートフォリオおよびLA、教員が自らの教育・研究活動を分析・評価するIR、等のこれからの大学での教育・研究に必須となってくる様々な新機能をクラウド上で提供している点に特長がございます。

近年、MOOC等に代表される「オープンエデュケーション」の変革の流れが大学に押し寄せています。国立大学法人九州大学大学院システム情報科学研究院・学府殿および工学部電気情報工学科殿におかれましては、この変革の流れに単に追従するだけでなく、さらに進んで新しい教育・研究の在り方を自ら求め、他大学に先んじて率先してこれを実践することとされています。そして、そのための学習・教育・研究用計算機環境をクラウドサービスとして求められていました。

FusicおよびISITは上記のご要求に対して、「AWS (Amazon Web Service)」および「Lab.Cloud (=Laboratory Cloud: ラボクラウド)」でもって以下のクラウドサービスを提供することでお応えすることと致しました。

・ クラウドIaaS (Infrastructure as a Service):従来は研究室毎に導入・運用していた計算機リソースに代えて、「AWS」の計算機リソースをオンデマンドで必要なだけ利用可能とします。これにより導入・運用コストの削減のみならず、情報セキュリティ上の課題解決も可能となります。

・ クラウドSaaS (Software as a Service):同じく従来は研究室毎あるいは講義毎に導入・インストール・運用していた各種ソフトウェアについて、「Lab.Cloud」上でインストール済みのものを提供します。現時点では、有償ツールの「MATLAB/Simulink」、「Mathematica」、「Dr.Sum EA/MotionBoard」、「スマートアバタークリエイター」、ならびに、無償ツールの「R」、「OpenModelica」が利用可能となっています。

・ MOOC およびSPOCサービス:教員は教室で提供している対面型講義を補完する形で、講義動画を「Lab.Cloud」上でSPOCとして提供することが出来ます。受講生は自宅等のインターネット接続環境でSPOCを受講することで、効果的に予習・復習することが可能となります。さらに、SPOCで予習を行わせ、教室ではグループ討論やPBL (Project Based Learning) 等の反転授業を実施することも可能です。また、これらのオンライン講義を大学内に閉じらせず、広く一般にMOOCとして提供することも可能となっています。

・ MOOC&SPOC作成支援サービス:MOOCおよびSPOCで必須となる講義動画を実写ではなくアニメで作成するツール「スマートアバタークリエイター」を「Lab.Cloud」上で提供します。本ツールを用いれば、講義で使用するスライドおよび各スライドで話すべきテキスト(日本語ないし英語)を用意するだけで、音声合成および自動アニメーション作成機能により短時間で簡便にアニメによる講義動画を作成できます。

・ 個々の学生の学習履歴や学習達成度を管理・評価するeポートフォリオおよびLA (Learning Analytics):学生は「Lab.Cloud」上のeポートフォリオ「Mahara」を用いて、自分自身の学習履歴や学習成果を記録し、教員や他の受講生とコミュニケーションを行うことで、学習効果を高めると同時に各自の学習の軌跡を振り返ることが可能となります。また、教員はデータ分析ツール「Dr.Sum EA/MotionBoard」を用いて学生のeポートフォリオを分析することで、個々の学生の学習効果を高め、自身の授業計画を改善することが可能となります。

・ 教員が自らの教育・研究活動を分析・評価するためのIR (Institutional Research):教員がデータ分析ツール「Dr.Sum EA/MotionBoard」を用いて自らの教育・研究活動を分析・評価することで、これら活動の改善を図ると同時に将来の教育・研究戦略を効果的に立案することを可能にします。

FusicおよびISITは、国立大学法人九州大学大学院システム情報科学研究院・学府殿および工学部電気情報工学科殿がこれらのクラウドサービスを駆使して、電気電子工学分野および情報科学・工学分野における世界の教育・研究を引き続きリードされるものと考えています。また、他大学殿に向けましても、これまでに経験したことのないようなより良い学習・教育・研究用計算機環境を提供して参ります。

《用語説明》

・ AWS (Amazon Web Service) : 米アマゾン社が運営する、世界中で数十万人が利用する計算機リソースを提供するクラウド。サーバ構築に必要な機能を全て仮想的に提供。

・ eポートフォリオ : 学習履歴や学習成果等の学習プロセスそのものを電子的に記録したもの、あるいは、そのためのシステム。

・ IR (Institutional Research):様々な情報を把握・分析して数値化、標準化し、結果を教育や研究、学生支援、経営などに活用すること。

・ LA (Learning Analytics):学習者がLMS (Learning Management System) やeポートフォリオ等のシステムをどう利用して学習したかという学習履歴をデータマイニングの手法を使って可視化、分析することにより、学習者の達成度の評価、将来的な能力の予測、隠された問題の発見などを行うこと。

・ Lab.Cloud (=Laboratory Cloud:ラボクラウド) :公益財団法人九州先端科学技術研究所が運営する教育・研究機関向けパブリッククラウドサービス。クラウド上で大学教員・学生・研究者が各種コンピュータツールを用いて演習・実習・実験を行うための仮想的な「演習・実習・実験室」環境、および、研究のための仮想的な「研究室」環境を提供。

http://www.laboratorycloud.org

・ MOOC (Massive Open Online Course):誰もが無料で受講することのできる公開オンライン講義。

・ SPOC (Small Private Online Course):講師が受講者を限定して開講する非公開のオンライン講義。

※本プレスリリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または商標登録です。

 

【お問い合わせ先】
株式会社Fusic
浜崎、杉本、川崎
電話: 092-737-2616
電子メール:info@fusic.co.jp公益財団法人九州先端科学技術研究所
吉松、古賀
電話:092-852-3453または092-852-3451
電子メール:lab.cloud@isit.or.jp