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情報セキュリティ研究室

情報セキュリティ研究室

IoTセキュリティウィーク聴講報告

【名称】IoTセキュリティウィークin沖縄シンポジウム

【会期】2015年12月15日~17日

【会場】那覇市沖縄県立美術館・博物館 講堂

【主 催】一般社団法人IIOT、一般財団法人インターネット協会(IAjapan)、一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS)、NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)

【後援】内閣府、総務省沖縄総合通信事務所、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、
インターネットITS協議会(IIC)、沖縄県

【参加者】約200名

【報告者】松本研究員

【講演内容】

本会はIoTセキュリティウィークとして,2015年12月15日から17日までの三日間,沖縄県那覇市の沖縄県立美術館・博物館の講堂において催された.参加者は目測で約120名であった.

  • 慶応大の徳田英幸先生(一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会: CCDS会長兼務)の講演「IoTセキュリティの課題 ~セキュアなIoT環境によるイノベーションの創出~」では,石油以降の産業のドライバとしてIoTに注目する旨とともに,IoTとCPSの関係(CPSをIoTに包含)について述べられた.中でも,IoTと自動運転を組み合わせたサービスイメージのデモ動画の紹介は,近未来のIoT社会を容易にイメージすることができた.
  • NISC(内閣サイバーセキュリティセンター)副センター長 谷脇康彦氏の講演「IoT時代のサイバーセキュリティ戦略」では,サイバーセキュリティの概況とIoTにおけるそのリスクを紹介された後,国のサイバーセキュリティへの取り組みについて,法整備の状況と科学技術開発計画,また諸機関との連携について紹介された.
  • CCDS代表理事 荻野 司氏(京都大学特任教授兼務)の講演「IoTに迫る脅威の現状」では,守るべき対象と対応組織などに基づくサイバーセキュリティの分類を紹介された後,BlackHat USAでの最新のセキュリティ(主に攻撃事例)が紹介され,参考になった.
  •  インターネット協会 理事長 /(株)ブロードバンドタワーCEO ,藤原 洋氏の講演「IoT産業の創出に向けて」では,人口問題からのIoTの必要性として,急減する労働人口をIoTで補うとの視点がしめされ, IoT = ハードウェアのソフトウェアビジネス化という定義が紹介された.またドイツのIndustry 4.0の動きと,それに呼応する日本のIndustrial Value Chain Initiativeフォーラム設立についても紹介され,興味深かった.
  • CCDS事務局長 伊藤公祐氏の講演「IoT Security Tested by 沖縄に向けて」では同協議会が進めるセキュリティ脆弱性検証基盤の構築事業について述べられた.検証対象は家電以外に自動車,金融,統合システムに及び,IPAなどとも連携し第三者検証サービス事業に向け準備を進めている旨紹介があった.
  • IPA技術本部ソフトウェア高信頼化センター調査役 田丸喜一郎氏の講演「IoT時代の課題解決に向けたIPA/SECの取組み」では,IoTのリスクモデルの特徴として製品出荷後にリスクが漸増するとの説明が興味深かった.
  •  セキュリティ・キャンプ実施協議会企画・実行委員長 宮本久仁男氏(IISEC客員研究員兼務)の講演「セキュリティ・キャンプのご紹介 ~人材発掘・育成のケースとして~」では,ご自身の携わられるセキュリティキャンプが紹介された.特に,セキュリティキャンプのミッションである発掘の重要性が示され,発掘と教育は違うとの指摘が印象に残った.
  • museum

    会場となった沖縄県立美術館・博物館