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情報セキュリティ研究室

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マレーシア/マルチメディア大学 第2回MoU交流

■活動名称:マレーシア/マルチメディア大学とISIT情報セキュリティ研究室との第2回MoU交流
■活動項目,日程及び場所

  1. SCIS2015での発表:2015年1月22日,福岡県北九州市 リーガロイヤルホテル小倉
  2. ISITでの講演及び研究討議:2015年1月28日,29日,ISIT百道浜オフィス
  3. 九州大学IMIでの講演:2015年1月30日,九州大学伊都キャンパス

■主要参加者:

  • マレーシア マルチメディア大学 Ji-Jian Chin 講師
  • ISIT情報セキュリティ研究室 櫻井 幸一 室長
  • ISIT情報セキュリティ研究室 穴田 啓晃 研究員

■報告者:穴田 研究員(上記)

■内容: ISIT情報セキュリティ研究室はマレーシアのマルチメディア大学と,研究協力に関する覚書き(MoU) を2014年3月20日に締結しています.2014年6月には第一回の交流活動を,マレーシアにて行いました(http://www3.isit.or.jp/lab2/?p=1601).この度,第二回として,下記題目の研究交流を行いました:
“The Second Collaboration under MoU between the Centre for Information Security, MMU and ISIT Security Laboratory: A Commitment Scheme Based on Chebyshev Polynomials and Reset-Secure Attribute-Based Identification”

以下,各活動項目についてその概要をご紹介・報告します.

1. SCIS2015での発表

Chin講師及び穴田研究員,またChin講師と同じくマルチメディア大学の Syh-Yuan Tan は,共同で下記タイトルの予稿論文を執筆し,研究発表を行いました.

  • 発表タイトル:”A Commitment Scheme Based on Chebyshev Polynomials”
  • 予稿論文著者(○印は講演者):○ Ji-Jian Chin (Faculty of Engineering, Multimedia University), Syh-Yuan Tan (Faculty of Information Science and Technology, Multimedia University), Hiroaki Anada (Institute of Systems, Information Technologies and Nanotechnologies (ISIT))

本研究発表は,暗号学上では比較的古くから知られているコミットメント方式(伝達内容を電子的に封じた上で相手に渡す枠組み)に対し,新しいアプローチを試みた内容です.発表後,会場からは,安全性の根拠についての示唆を頂くことができ,研究遂行上,有意義な参加となりました.

(左)Chin氏,SCIS201シンポジウムにて講演中の一コマ.(右)質疑応答では貴重なコメント.


2. ISITでの講演及び研究討議

講演は,コミットメント方式に一段と踏み込んだ内容ついて説明頂きました.SCIS2015で得られた示唆について吟味すると共に,今後の展開について話し合いました.

一方,研究討議は,第一回MoU交流活動の際に国際会議にて発表した,リセット攻撃に対し安全な属性ベース電子署名方式の論文化についてのものでした.リセット攻撃とは,スマートカード等を,悪意ある巧妙なデバイスに抜き差しすることで,スマートカード内の秘密情報を盗む攻撃手法です.討議では,約半年間で進捗した進んだ内容を取り込むと共に,参考文献について今一度確認する等の確認を行いました.

ISITにて記念撮影.((

(左)研究討議事項がホワイトボードにびっしり(解像度を粗くしてあります).(右)ISITにて記念撮影.左から 穴田研究員,Chin講師,櫻井室長.


3. 九州大学IMIでの講演

今回の交流の最終日には,九州大学IMI(マス・フォア・インダストリ研究所)にて,Chin氏が,コミットメント方式も含み,関心テーマについて講演を行いました.IMIの高木教授,Morozov助教,及び訪問研究者で台湾国立大学のCheng教授,また5名の学生らが聴講しました.講演後には活発な質疑応答が行われました.

(左)九州大学マス・フォア・インダストリ研究所にて講演.(右)質疑応答ではCheng教授から鋭い突っ込みも.


■今回のMoU交流日程終了後(また交流中も),マレーシア マルチメディア大学とは今後も相互に交流していきたい旨をChin講師と確認しました.
(以上)