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情報セキュリティ研究室

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JSPS日印交流事業 筑波大学研究討議報告

■イベント名:日本学術振興会(JSPS)日印交流事業 筑波大学研究討議

年月日:2015年217日~219

場所:筑波大学つくばキャンパス総合研究棟B(茨城県つくば市天王台1-1-1

■参加者:

  • カルカッタ大学純粋数学科 Partha Sarathi Roy 研究員
  • 筑波大学大学院リスク工学専攻 西出隆志 准教授
  • ISIT情報セキュリティ研究室 穴田 啓晃 研究員

■報告者:穴田 研究員(上記)
謝辞:本出張に関し報告者は下記の交流事業助成金の支援を受けております.ここに深謝申し上げます.

  • JSPS二国間交流事業共同研究「暗号原理を用いたセキュア通信システムの数学的設計と解析における計算論的側面」

内 容:本報告者は,九州大学大学院の櫻井幸一教授(2研櫻井室長)及びインド統計研究所のSushmita Ruj助教が代表で獲得している JSPS の共同研究プロジェクト(上記)一メンバーである.本プロジェクトは20146月から立ち上がり,同年9月にはRuj氏が来日し九大及びISITにて,また同年11月には九大川本助教及び本報告者が訪印しカルカッタ大学及びインド統計研究所にて,講演及び研究討議を行ってきた.この度20152月にカルカッタ大学からPartha Sarathi Roy研究員が来日した.Roy氏には九大及びISITにて講演及び研究討議頂くと共に,(今回の出張で)筑波大学を本報告者と共に訪問頂き,講演及び研究討議を行った(西出氏も当該プロジェクトのメンバー).以下に活動事項の概要を報告する.

●217日.本報告者とRoy氏は福岡から東京(筑波大学方面)へ移動.前日(216日)にISITにて講演“Computationally Secure Cheating Identifiable Multi-Secret Sharing for General Access Structure”を頂いており,これに関し下記事項について研究討議を行った.

・秘密分散技術におけるアクセスポリシの一般的取扱い(秘密分散技術はRoy氏の主要課題)

●218日.筑波大学にて講演会開催.Roy氏は下記タイトルの講演を行った.

“Secret Sharing Schemes: Robustness and Cheating Identification”

講演後,西出准教授らと研究討議を行った(情報理論的アプローチと,それより弱い安全性だが処理効率の良い計算論的アプローチ,それぞれの実行プロトコルについて).

筑波大学にて講演会(2015年2月18日).秘密分散技術は歴史ある現在もホットな研究テーマ.

 

●219日.筑波大学にて西出准教授らと研究討議(下記事項).

 Multi-Party Computation (MPC) 技術における最近の研究動向と我々の共同研究課題

結果,ここ23MPCの技術と,プライバシ保護向け暗号技術が融合する領域の研究が盛んであることを認識し,この方面でも20154月からを目安に共同研究を開始することが決まった.

筑波大学にて研究討議(2015年2月19日).今後の研究課題の模索.

 

 インド側の研究者らは(Roy氏の主要課題である秘密分散技術も含み)分散型管理・分権型管理の情報セキュリティに関心が高く,この方面で共同研究を推進していくことを確認した.

(以上)

筑波大学のキャンパスを散策しつつ研究談話:Roy氏,西出准教授,穴田(最後の写真左側).