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研究室
情報セキュリティ研究室

情報セキュリティ研究室

インド統計大学及びカルカッタ大学とのMOU締結及び研究交流

■日程:2014年11月25日~12月1日
■訪問地:インド統計大学コルカタキャンパス及びカルカッタ大学
■報告者:ISIT情報セキュリティ研究室 穴田 啓晃 研究員

#出張は川本 淳平 助教(九州大学大学院システム情報科学研究院)と同行.

■謝辞:本出張は次の研究費により実現したものです.ここに感謝申し上げます.

  • JSPS二国間交流事業共同研究(研究課題名:「暗号原理を用いたセキュア通信システムの数学的設計と解析における計算論的側面」;九州大学研究費:代表者は櫻井 幸一 教授(情報セキュリティ研究室室長)

(左)インド統計大学コルカタキャンパスの1ビルディング.(右)現在の所長:Bimal Kumar Roy教授.
(左)カルカッタ大学純粋数学科.(右)カルカッタ大学の1キャンパスの門から.

内容 :情報セキュリティ研究室は,2006年にインド暗号学会(CRSI)MOUMemorandum of Understanding)を締結し,研究セミナーを開催し講演頂く等,インドの情報セキュリティ研究者らと研究交流してきている.この度,プロジェクト:JSPS「二国間交流事業共同研究」の活動に加わることができ,インドに赴きMOU締結し,また講演会や研究討議を通じて研究交流を行うことができた.以下に報告する.

[MOU締結について]

インド統計大学(IST)及びCRSIと,情報セキュリティ分野の情報共有,研究協同推進,会議招待,研究者滞在交流等を目的とするMOUを,情報セキュリティ研究室が2014年1126日に締結した.相手先当事者はISI所長兼CRSI 事務局長のBimal Roy教授,またISIT側当事者は櫻井室長であり,当方は立会い人を担当した.結果,上記締結日から3年間のMOUが結ばれた.

(左)MOU締結セレモニ.左はインド統計大学所長 兼 インド暗号学会事務局長のBimal Roy教授です.(右)MOU記念お土産として博多にちなんだ柄のテーブルセンターをプレゼント.

[研究交流について]

同じく1126日,MOUセレモニに先立ち,インド統計大学において下記題目の講演会が開催された.

1)S. Bag, Ph. D. Student, ISI: “Two Channel Hopping Schemes for Jamming Resistant Wireless Communication”

2) Hiroaki Anada (本報告者): “Attribute-Based Identification: Definitions and Recent Progress”

3) B. Sengupta, Ph. D. Student, ISI: “SIMD-Based Implementations of Sieving in Integer-Factoring Algorithms”

4) J. Kawamoto, Assist. Prof., Kyushu Univ.: “Adversarial Privacy for Continual Location Data Publishing on Markov Assumption”.

講演は各々30分から60分程度行われ,質疑応答の時間では活発に意見交換が行われた.また1125日,28-30及び121日午前中には,Sushmita Ruj助教(ISI)及びその学生らと,上記題目及び関連研究課題について討議を行い,今後共同で進める研究課題を見出すことができた.

(左)同行の川本助教(九大)の発表.Ruj助教(インド統計大学)他数名の方々と質疑応答・意見交換.(右)食事はカレーも含み8品目以上のインド伝統料理でした.

また,1127日にはカルカッタ大学において下記題目の講演会が開催された.

1) Hiroaki Anada (本報告者): “Identity-Embedding Method for Decentralized PKI”

2) J. Kawamoto, Assist. Prof., Kyushu Univ.: “Privacy-Aware Cloud-Based Input Method Editor”

こちらでもAvishek Adhikari助教(カルカッタ大学)及びその学生・ポスドクらと討議を行うことができ,共同研究課題を見出すことができた.

(左)カルカッタ大学では学部生の若い人たちに講演を聴講頂きました.(右)記念撮影.前列左からDasさん(博士課程学生),川本助教(九大),穴田,Adhikari助教(カルカッタ大学).

[所感]

インド現地に赴いたため,研究環境の違いや価値観等を肌で感じ取ることができ,今後の研究活動に有意義な出張となった.(このモチベーションを元に)本出張により挙がった上記の研究課題について,インドの研究者らと共同で進めていくこととなった. (以上)